IT業界で働く男女の比率は、およそ8:2の割合で男性が多いと言われている。だが、企業によって差があり、なかには半数近くが女性という企業や、女性が0という企業もある。業界全体からすると女性が少ないからといって、女性が働きにくい業界ということはない。IT業界のエンジニアこそ女性に最適な職業だ。
まず、基本的に座りの仕事で体力的に楽だ。女性は生理や生理前後のPMSなどで、体の構造上1カ月の半分は体調が悪くなりやすい。体力的な負担の少ないエンジニアの仕事は適しているだろう。
次に、エンジニアはリモートワークしやすい。1つめの理由と関係するが、生理中で体調が悪くても、出勤の必要がない自宅なら働けるということもあるだろう。子供が熱を出して保育園を休まなければならないときでも、子供の様子を見ながら自宅で仕事ができる。
3つめの理由は収入格差が生まれにくいことだ。20代男女は収入格差があまりない。新入社員の年収はほぼ変わらず、同じところからスタートする。だが、女性のキャリア、ライフプランを考えた時、育休産休を取った時、女性の収入は0に近くなり男女差が生まれる。その差は退職するまでほぼ埋まることはない。また、復帰しても時短ワークになり、男女の年収格差が生まれる。エンジニアの仕事は年収格差が生まれにくい。自分でスキルを身につければ在宅で仕事をしたり、フリーランスになるなど働き方が選べる。必ずしも、収入を落とす必要がなくなるのだ。
最後に4つめの理由は、復職しやすいことだ。妊娠、出産などで女性はブランクができてしまう。だが、スキルを身に着けていれば、復職は難しくない。